第132章 煉気境第5層

蘇乘羽は深く息を吸い、天元丹を口に入れ、両手で印を結び、薬力の煉化を始めた。

煉気境の各段階の間には修行の壁があり、後になればなるほどその壁は堅固になり、しばしば数回の衝撃を加えなければ壁を破ることができない。

蘇乘羽はすべての薬力を集中させ、壁に衝撃を与えた。時間が一分一秒と過ぎていく中、蘇乘羽の頭上からは白い煙が立ち昇り、彼の顔色は蒼白になったり、鉄青になったり、真っ赤になったりを繰り返した。

「破れ!」

蘇乘羽は心の中で低く叫び、すべての力を蓄積して最強の一撃を放った。その堅固な壁はついにこの衝撃の下で轟然と砕け散った。

壁が破裂した後、蘇乘羽はまるで別の次元に入ったかのようだった。彼の経脈と骨格はより強靭になり、丹田の中の気の渦は拳ほどの大きさまで成長し、その渦の中には真龍が飛翔しているかのようだった。

気化真龍、これが煉気境第五段の証だった。

「ついに成功したか!」

蘇乘羽は目を開け、その瞳は輝きを放ち、精光を放っていた。人としての気質にも変化が現れ、もともと端正な容貌だった蘇乘羽は、境界の上昇に伴い身体が改造され、その容貌もまた少しずつ変化し、より完璧になっていった。

「起!」

蘇乘羽は低く叫び、指を剣のように構えた。指先に霊力が集中し、一点の清らかな光となって凝縮された。

「霊力を拳や指先に注ぎ込めば、この一撃の威力は以前より遥かに強大になった!」

蘇乘羽は丹田の中の霊力が豊かで、浩々たる様を感じ取った。この修真境界は、一段上がるごとに全く異なる世界だと実感した。

今や蘇乘羽が天下大成拳を繰り出せば、その威力は比べものにならないほどだった。

もちろん、今は煉気境第五段に入ったばかりで、まだ安定していない。宗師と対峙すれば、まだ少し苦戦するかもしれないが、宗師以下なら、基本的に眼中に入れる必要もなくなっていた。

そして境界の上昇に伴い、蘇乘羽は天下大成拳の第二の型、大衝の型も練習できるようになった!

天下大成拳の第一の型である大直の型は、至剛至猛の拳勁で、曲がった道を求めず直線的な一撃を放つ、一往無前の拳法である。

そして第二の型である大衝の型は、第一の型を基礎として昇華させ、瞬間的に爆発力を増加させ、拳勁の威力を爆発的に増大させることができる。