第22章_4

牛瑞は李三江に直接救い出されたのだ。牛家の者たちも、古い家から亡くなって久しい牛お婆さんの声が聞こえたと言い、李三江を深く信頼していた。

李三江を敬意を持って家に招き入れると、皆が泣きながら懇願し始めた。

李三江は彼らを慰めた後、法事を執り行い始めた。

最初の一連の儀式が終わると、李三江は同じように厄除けの言葉を述べ、牛瑞の息子はすぐにまた赤封筒を差し出し、李三江はもう一度法事を行った。

しかし帰り際に、牛瑞は密かにもう一つの赤封筒を渡し、邪気払いと病気治療を李三江に懇願した。

李三江はそれも受け取り、帰ってから長明燭を立てると約束したが、どんな場合でも薬を欠かさず飲むように、決して止めないようにと忠告した。

これも霊能者としての職業倫理といえる。あなたからお金を受け取って祈祷をし、心の安らぎを与えるが、薬は続けて飲み、医者にも引き続き診てもらわなければならない。

ただし、この忠告は間違いなく牛瑞と家族との間の対立をさらに深めることになるだろう。

なぜなら李追遠にはわかっていた。牛瑞の病は治らないものであり、これは希望を与えては更なる絶望をもたらす底なしの穴となるだろうということを。

牛福は麻痺して完全に自立能力を失い、一気に地位が下がったが、牛瑞はまだ苦悩の段階にあった。

今の牛瑞はまだそれほど悲惨ではないが、現在の対立が積み重なっていけば、近い将来、必ずより華々しい花火が打ち上がることになるだろう。

家族が彼に向ける憎しみの眼差しを見てみろ。結末は、期待を裏切らないはずだ。

そのため、今回黒猫が彼の傍を通り過ぎた時、李追遠はただ静かにうなずいただけだった。

牛蓮の家に着くと、李三江はいつものように家族に招き入れられた。

李追遠は母屋で牛蓮を見かけず、薪小屋も確認したが、そこにもいなかった。

最後に、豚小屋の隣で鎖で縛られている牛蓮を見つけた。その反対側は家のトイレだった。

つまり、家族が用を足しに来るたびに、便座に座りながら彼女と話ができるということだ。

老人への思いやりはあるもので、彼女が寂しくないようにと考えてのことだ。

彼女の食事用の桶は豚の餌槽のすぐ隣にあり、桶の横には豚の餌をすくうひしゃくが置いてあった。豚に餌をやる時に彼女にも一緒に与えているようだった。