第40章:練気の悟り、古今未曾有の第一人【新書応援求む】

青雲後崖。

清風が吹き過ぎると、葉平の脳裏に突然、光が差し込んだ。

星のように輝き、きらきらと瞬いている。

星のような光が繋がり合い、三十六個の光が一つの模様を形作っていた。

これが仙穴だ。

葉平は瞬時に理解した。自分の体内に仙藏穴を見つけたのだと。

ほとんど考えることなく、葉平は靈氣を体内に引き込もうとした。

しかし、すぐに問題が発生した。

葉平は突然気づいた。自分は...気を引き入れる方法を知らないのだと。

これは深刻な問題だった。

仙藏穴を見つけたのに、どうやって靈氣を体内に引き込めばいいのか分からない。まさに頭が痛くなる問題だった。

「考えてみよう」

葉平は心の中で思案した。

気を引き入れる方法は分からないが、推理なら少しはできる。

「修士の第一段階は練氣境と呼ばれる。つまり練氣境とは天地靈氣を吸収し、不純物を取り除き、精華を取り入れ、霊脈を養うことだから、練氣境と呼ばれるのだ」

「しかし、どうやって天地靈氣を吸収すればいいのだろう?」

新たな問題が浮上した。

葉平は眉をひそめた。

時間が少しずつ過ぎていく。

彼は一見単純だが、極めて複雑なこの問題について考え続けていた。

「違う、違う。今は最初の修行者の思考に入り込まなければならない。天地の間で、最初に練気を理解した人は、どうやってそれを成し遂げたのか。その人の立場に立って考えなければ、答えは出せない」

葉平は心の中でつぶやき、さらに深く考え込んだ。

しかし、もし世間の人々が葉平の今していることを知ったら、仙人でさえ驚くことだろう。

なぜなら、葉平は最も単純な問題について考えているだけだが、その問題は極めて恐ろしいものだったからだ。

練氣境は普通のことで、気を引き入れることは多くの人にとって極めて簡単なことだ。しかし、すべての修士は他人の道を歩んでいるに過ぎない。

數術と同じように、三歳の子供でも一足す一は二だと知っている。なぜなら教科書にそう書いてあるからだ。

しかし葉平がしていることは、なぜ一足す一が二になるのかを考えることだった。

天下の修士は皆、どうやって気を引き入れるかを知っている。それは心法に書かれており、誰かが教えたからこそ、自然と理解できるのだ。

しかし、もし誰も教えず、心法にも気を引き入れる方法が書かれていなければ、絶世の天才でさえ、修行の道を歩むことは難しいだろう。

葉平のしていることは、自分で道を切り開くようなものだった。

もし成功すれば、葉平の修行の道は、古今未曾有の第一人者となるだろう。なぜならそれは自分で切り開いた道だからだ。成功しようと失敗しようと、気を引き入れることができさえすれば、それは他とは全く異なるものとなる。

しかし、練氣法門を悟ることは極めて困難で、仙人の転生でさえ必ずしも悟れるとは限らない。

後崖の中で。

葉平は深い思索に沈み続けていた。

時が刻一刻と過ぎていく。

白馬の隙を過ぎるが如く、瞬く間に半月以上が経過した。

十九日もの間。

葉平は気を引き入れる方法を悟ることができなかった。

これは葉平にとって辛いことだった。

自分の資質の低さを痛感した。

もう二十日近くも経つのに、気を引き入れることすらできない。本当に自分は無能なのかもしれない。

しかし、不満を感じながらも、葉平は懸命に努力を続けた。

結局のところ、やってみなければ自分がどれほど無能なのか分からないのだから。

この期間、洛塵師兄も自分を訪ねてきたが、葉平は何度も気を引き入れる方法について尋ねようとしたものの、結局口に出すことはできなかった。

どうしても言い出せず、洛塵師兄の心に良くない印象を残すことを恐れたのだ。

深夜。

葉平は目を開けた。

まだ悟ることができていなかった。

一人で崖の上に立ち、静かに天空殿を見つめていた。

星々が輝き、皓月と競い合っている。

天空殿は墨のように黒く、まるで黑夜彌天のようだった。

崖の上で、葉平は顔に吹き付ける清風を感じながら、心の中は無力感と焦りで一杯だった。

しかし葉平は分かっていた。焦れば焦るほど冷静になる必要があることを。さもなければ、問題を理解することはますます難しくなる。

「まあいい、絵でも描こう。何か悟るものがあるかもしれない」

突然、葉平は心の中でつぶやいた。

気分転換に絵を描きたいと思った。

そう思い立つと、葉平は立ち上がって文房四宝を取りに行った。

葉平が文房四宝を持って戻ってきたとき、一つの人影が崖の上に現れていた。

二師兄の許洛塵だった。

「洛塵師兄、どうしてここに?」

葉平は文房四宝を手に持ちながら、不思議そうに許洛塵を見た。

「葉師弟、師兄は少し話がしたくて来たんだ。最近、君が何か悩んでいるように見えたが、何か問題でもあったのかな?」

許洛塵は近づきながら、優しく微笑んだ。

この期間、時々葉平の様子を見に来ていた彼は、最近の葉平が何か悩んでいるように見え、無意識のうちに無毒錬丹のことで悩んでいるのではないかと思っていた。

そのため、少し罪悪感を抱きながら、葉平の気持ちを和らげようと来たのだ。

もし執着心が生まれてしまったら、宗門の上下が自分を許さないだろう。

「ああ、少し問題があるんです。でも、ただの心配事で、大したことではありません」

葉平は最初は許洛塵に直接尋ねようと思ったが、結局、千言万語を心の中に秘めたまま、質問することはなかった。

「心配事か?葉師弟、何事も焦ってはいけない。修行の道は長く続くものだ。リラックスすることも大切だよ」

許洛塵はゆっくりと慰めながら、葉平が持っている文房四宝を見て、興味深そうに尋ねた。「絵でも描くつもりかい?」

許洛塵は好奇心を抱いた。この小師弟が丹青の術を心得ているとは知らなかったのだ。

「はい、少し憂鬱なので、絵を描いて気分転換しようと思いまして」

葉平は正直に答えた。

「それはいいね。この夜景は本当に美しい。確かに絵に描くのにふさわしいよ」

許洛塵は笑いながら頷いた。

しかし、最後に許洛塵はまた口を開いた。「葉師弟、人物画は描けるかい?」

許洛塵はそう尋ねた。

「はい、先日も大師兄の肖像画を一枚描きました」

葉平は頷いた。

「大師兄の肖像画を?」許洛塵は少し眉をひそめた。蘇長御が何か絵を持っているのを見たことがないが、それはどうでもいいことだ。許洛塵はそれほど気にせず、さらに笑顔を深めて言った。

「葉師弟、私の肖像画を描いてくれないかな?」

許洛塵は軽く笑いながら言った。

「もちろんです。師兄は横顔がよろしいですか、それとも正面から?」

葉平は尋ねた。

誰を描くにしても同じことだった。葉平はもともと絵を描いて気分転換をしたかっただけなのだ。

「それは当然正面からだよ。ほら、師兄の顔を描いてくれ。でも葉師弟、きれいに描いてくれよ。雰囲気のある感じで、少し誇張した手法を使ってもいいぞ。師兄は耐えられる」

自分の肖像画が描けると聞いて、許洛塵は興奮し、特に正面から描くことを望んだ。

「はい」

葉平は多くを語らず、直接宣紙を地面に広げ、鎮尺で押さえた後、墨を磨り始めた。

半刻後、葉平は筆を動かし始めた。

半刻が経過した。

ついに、絵が完成した。

「洛塵師兄、できました」

葉平が声をかけた。

瞬時に、許洛塵は首を回し、喜色満面で近づいて画巻を見た。

画巻の中では、夜色が墨のように濃く、星々が輝いており、言葉では表現できない雰囲気があり、非常に美しかった。

特に画巻の中の自分は、完全に自分のハンサムさを描ききれてはいないものの、まあまあ良い出来栄えだった。

「いい、とてもいい、素晴らしい!小師弟、君は丹青の術の腕前があるな。素晴らしい、素晴らしい」

許洛塵は満足げに褒めた。

「まあまあです。洛塵師兄、詩を一首添えましょうか?」

葉平は尋ねた。

夜景に合わせて詩を添えようと思ったのだ。

「いや、いや、この絵だけで十分だ、十分」

許洛塵は詩を添えたくなかった。そんなものを添えて何になる?自分の姿を表現できていれば十分じゃないか。

詩を一首添えたら、かえって見栄えが悪くなるではないか?

「はい」

葉平は画巻を巻き、印も押さなかった。洛塵師兄が高い境地にあり、質素なものを好み、派手な装飾を好まないことが分かったからだ。

まさに高い境界だ。

すぐに、許洛塵は絵を受け取り、葉平を慰めた後、一人で立ち去った。

道を歩きながら、月明かりを借りて、許洛塵は我慢できずに再び画巻を開き、自分のハンサムな姿を鑑賞した。

「師父と大師兄が戻ってきたら、彼らにも見せよう。彼らが丹青の術を理解しているかどうかは分からないが、きっと私のハンサムさは褒めてくれるだろう、ふふふふ」

「いや、いや、やはり詩を一首添えるべきだな。でも大丈夫、帰ってから自分で詩を書き加えよう」

夜の中。

許洛塵の独り言の笑い声が次第に消えていった。

そしてその時。

雲霧山脈の中で。