その夜。
葉平は静かに軒先に座っていた。
彼は築基境についての問題を深く考えていた。
先ほどの幻境が終わった後、宴が設けられ、葉平もその宴で築基境についての秘密を知ることができた。
築基境。
それは修道の基礎を築くことから、築基境と呼ばれている。
そして築基境最大の変化は、靈氣の品質だった。
葉平は完璧な築基の方法について思索していた。
完璧な築基の方法とは、靈氣の品質にあった。
品質が純粋であればあるほど、境界はより完璧になる。
葉平はいつでも築基完成期に突破できたが、彼はこの境界に入るのを躊躇していた。それは最も完璧な状態でこの境界に入りたいと願っていたからだ。
しかし残念なことに、完璧な築基の方法を悟るのは非常に難しかった。
これは修行ではなく、自分で異なる修行の道を切り開くことだった。
切り開けなければ、時間の無駄になる。
切り開けたとしても、その道が正しいとは限らない。多くの暴走した修士たちは、そうしてできたのだ。
だから自分だけの道を切り開くのは、極めて困難だった。
幸いなことに、葉平はあまり理解していなかった。もし理解していたら、おそらくこれほど冒険はしなかっただろう。
現在、葉平が直面している最大の問題は、築基境を何層に分けるかということだった。
九層か十層か。
築基境は初期、中期、後期、大圓滿の四段階に分かれているが、より完璧にするためには、さらに数層を追加する必要があった。
葉平の前には二つの選択肢があった。
一つは九層で、九は極数であり、極致の意味がある。
もう一つは十層で、十は円満であり、自身の円満の意味にも合致する。
これは葉平を非常に悩ませた。
九は極であり、十は円満である。
軒先で。
葉平は絶え間なく思索を重ね、心が落ち着かない様子だった。
築基境はとっくに突破できたはずだが、完璧を求めるあまり、ずっと先延ばしにしていた。
もしこれ以上延ばし続けるなら、何の利点もなく、逆に道心を揺るがすことになるだろう。
一刻。
二刻。
三刻。
丸三刻の苦悩の末、突如として、葉平は何かを悟ったようだった。
九は極数であり、一を欠くものの、天地の常理に適っている。もし本当に十層に分けたら、九極の数ほどの効果は得られないかもしれない。
ここまで考えて、葉平はさらに半刻思索を重ね、最終的に九極の法を確信し、そして修行を始めた。
轟轟轟。
この瞬間、葉平の念頭が通じ、体内は炉のように轟音を立て、大量の靈氣が丹田に流れ込んだ。
ぷっ。
一瞬のうちに、葉平は境界を突破し、体内の靈氣は白色から青色に変化した。
その直後、葉平は再び境界を突破し、青色の靈氣は赤色に変化した。
境界が上がり続けるにつれ、葉平の肉身も大きく強化された。
一晩かけて、葉平は第七段階まで突破した。
彼は以前から多くの蓄積があり、今や念頭が通じ、自然と水が流れるように第七段階まで一気に突破した。
通常の修士の練気は四段階しかないが、葉平は築基第七段階まで突破し、修為境界は準金丹修士と同等になった。
さらに葉平の靈氣は、すでに金丹修士に限りなく近づいていた。
一筋の金色の陽光が葉平の身体を照らした。
葉平の絶世の儒仙様の気質を映し出し、容姿や気質だけでなく、葉平の実力も質的な向上を遂げた。
彼の肉身は再び強化され、法力はより豊かになり、靈氣も薄い金色に変化した。あと二段階上がれば、葉平は完璧な築基の境地に到達できる。
ただし、この最後の二段階は非常に困難で、より充実した靈氣が必要だった。
しかし、いずれにせよ、新しい道が葉平によって見出された。
ふう。
濁気を吐き出し、葉平は立ち上がった。
今日は十國大會の第二関。
肉身塔の試験だ。
今はすでに卯の刻で、肉身塔の試験は寅の刻から始まっていたが、遅刻は問題ない。
なぜなら肉身塔の試験は、もともと一斉に試験を行うわけではなく、早くても遅くても構わないからだ。
軒先に立って。
葉平は北西の方向を見つめていた。
巨大な黒い古塔が現れた。
それが肉身塔だ。
いわゆる肉身塔とは、肉身を試験する古塔のことで、古塔には全部で九九八十一層あり、各層に一人の門番がいる。
この門番は、妖獣でも人族修士でもなく、傀儡獣の領域だった。肉身が極めて強い傀儡獣で、肉身が強いだけでなく、傀儡であるため、極めて高度な武道の技を習得している。
古塔に入ると、靈氣は直接封印され、上の層に進むためには、肉身の力で傀儡獣を倒さなければならない。
そして昨日の宴で、葉平は肉身塔の試験に合格すれば、直接魏國貢院に行って文挙試験に参加できることも知った。
十國大會全体の期間は十日間で、幻境試験は一日、肉身塔は三日間の時間が与えられ、文挙試験には六日間の時間が与えられる。
しかし、早めに肉身塔の試験を終えることができれば、早めに貢院に行って文挙試験に参加することもできる。
結局のところ、文挙は幻境や肉身塔とは違って、実力だけで突破できるものではなく、主に頭を使わなければならない。
葉平の考えは単純で、残りの二つの試験に参加して、すぐに晉國學府に戻りたいと思っていた。
絕世劍意を悟れるかどうか見てみたい。
もし絕世劍意を悟ることができれば、それはそれでよし。
もし悟れなければ、それもそれで仕方なく、直接宗門に戻ればいい。
正直なところ、今の葉平の頭の中は、青雲道宗に戻って、先輩たちと切磋琢磨したいという思いでいっぱいだった。
特に今回の幻境試験を経験して、葉平は自分の不足を更に理解した。
だからこそ、葉平はより一層青雲道宗に戻りたくなった。
晉國學府だろうが、十國學府だろうが、すべては雲散霧消。
葉平はただ早く宗門に戻って、先輩たちの話を少し聞くだけでも、いわゆる十國學府より良いのではないか?
そんな思いを抱えて、葉平は今すぐにでも立ち去りたかった。
もし十國學府の長老が、最後の三つの試験を完了しなければ報酬を受け取れないと言わなければ、おそらく葉平は既に去っていただろう。
シュッ。
一瞬にして、葉平はその場から消えた。
彼は肉身塔へと向かった。
皇甫天龍は既に肉身塔へ行っていたので、葉平は一人で出発した。
一刻後。
魏國の城南。
巨大な肉身塔が雲を突き抜けるように聳え立ち、これは典型的な八角寶塔だった。
寶塔は漆黒で、厳かで重々しい印象を与え、寶塔の隅々には飛び剣や瓢箪といった道教の法寶が掛けられていた。
そして肉身塔の下には、内外に十数万の修士が集まっており、もし参加者専用の通路がなければ、葉平も中に入れなかっただろう。
この時、葉平の出現とともに、様々な声が一斉に上がった。
「葉平が来たぞ。」
「葉平じゃない、葉天驕だ。」
「そうそう、葉天驕、葉天驕だ。」
「見ろ、葉天驕が来たぞ。」
「葉天驕が来たぞ。」
「葉先輩が来られた。」
次々と声が上がり、通りは騒然となった。
昨日の幻境試験を経て、誰もが葉平の名を覚えていた。
若くして度化金輪を持っているだけでなく、魔神教の魔子様に三符の境地を開かせるまで追い詰めた。
築基戰金丹という不平等な戦いであったにもかかわらず、相手に次々と切り札を出させることができた。
葉平は一戦で名を上げた。
そのため、葉平の名声は大きく上昇し、今や魏國中で葉平を知らない者はなく、十國から見物に来た修士たちも皆が葉平を知っていた。
さらに葉平が十國學府への加入を拒否したことで、人々を驚かせる行動をとった。
そのため葉平は十國の修士たちの間で、一つの異名を得た。
その異名こそが、葉天驕。
十國の絶世の天驕。
歓声、驚嘆の声、感嘆の声が次々と上がった。
大通りで、葉平は非常に落ち着いた表情を見せ、笑顔を見せることはなかった。それは気取っているわけではなく、このような状況では冷静さを保つのが最善だと理解していたからだ。
「葉先輩、お越しになられましたか。」
「私たちは葉先輩にお目にかかります。」
「葉先輩にご挨拶申し上げます。」
肉身塔の下に着くと、試験に参加予定の数百人の十國の学生たちが、次々と葉平に一礼した。
彼らは皆、各國の天才たちで、普段は誰も互いに頭を下げることはなかった。
しかし葉平を見ると、皆が自ら進んで挨拶をし、礼を尽くした。葉平が彼らの心の中でどれほど高い地位にあるかが分かる。
「皆さん、お気遣いなく。」
葉平は簡単に礼を返した。
「葉先輩、なぜこんなに遅く来られたのですか?皇甫師兄は既に中に入られ、素晴らしい成績を収められました。たった一刻で試験を通過されたのです。」
ある者が口を開き、皇甫天龍が既に試験を受けたことを葉平に伝えた。
「もう試験を通過したのか?」
葉平は少し驚いた様子を見せた。
「はい、おそらく昨日の幻境があまりにも厳しかったため、肉身塔の要求はそれほど厳しくありません。一刻以内に第十層まで到達すれば良いのです。」
「葉先輩、試してみられませんか?」
「肉身塔は九十九層あり、これまでのところ、離國のあの天才でさえ第四十七層までしか到達できず、今もそこで足踏みしています。葉先輩が挑戦されれば、きっと記録を更新できるでしょう。」
皆は称賛しながらも、真剣な様子だった。
葉平がどのような記録を作れるのか見たがっていた。
彼らはほぼ全員が、葉平が必ず記録を更新できると信じていた。ただし、どの程度の段階まで達成できるのかは、彼らには想像もつかなかった。
「試験に合格できれば十分だ。必ずしも一位を争う必要はない。」
葉平は口を開いた。彼は苦笑いを浮かべながら、既に十國大會の第一位に決まっているのだから、自分の実力を見せる必要はないと考え、適当に済ませようと思っていた。
しかし、この言葉を聞いた肉身塔を守る長老が、突然口を開いた。
「葉平殿、上からの指示で、肉身試験と文挙試験では真の実力を発揮していただきたいとのこと。もし殿が実力を隠すようであれば、報酬は支給されません。」
守衛の長老の言葉に、葉平は思わず戸惑った。
こんな規則もあるのか?
しかし考えてみれば、葉平も特に言うことはなかった。結局のところ、自分は報酬だけもらって學府に入学しないのだから、確かに申し訳ない面もある。だから相手がこのような規則を設けるのも、道理の範囲内だった。
そしてちょうどその時。
突如として、次々と声が響き渡った。
「皇甫師兄が上がったぞ」
「四十八層まで、皇甫師兄は離國の天驕を超えたな」
「恐ろしい、皇甫天龍はわずか半刻しか経っていないのに、第四十八層まで上り詰めた。あの離國の天才は二刻も粘って、まだ第四十七層で止まっているというのに」
人々の声が響き、彼らは絶え間なく肉身塔を見守っていた。
誰が上がり、誰が敗れるのか、彼らは明確に把握していた。
「皆様、後ほど私の皇甫後輩が下りてきましたら、ここで私を待つようにとお伝えください。後ほど用事があるので」
卯の刻がもうすぐ過ぎようとしているのを見て、葉平も時間を無駄にはしなかった。
彼は早めに肉身塔の試験を通過し、その後文挙試験に参加する予定だった。
文挙試験が終わったら、すぐに十國學府での清算を済ませ、十國市場に向かうつもりだった。
そう、十國市場だ。
今、葉平は五番目の先輩である林北から伝授された三千寶鑑を試してみたいと考えていた。何か宝物が見つかるかもしれない。
そう考えながら、葉平は直接寶塔へと向かった。
参加令牌を門番の長老に渡すと。
すぐに寶塔の大門が開いた。
無数の視線に見守られながら、葉平は一歩を踏み出し、寶塔の中へと入っていった。
ギシッ!
肉身塔の中は何もなく、これが第一層だった。陽光が塔内に差し込む以外、塔内には何一つ存在しなかった。
葉平が古塔に足を踏み入れると、すぐに自分の法力が封じられているのに気付いた。肉身塔内には禁靈陣があり、肉身の力のみに頼らねばならなかった。
葉平が考える間もなく、すぐに一つの人影が現れた。
それは一人の大男で、人間のように見えたが、実際には傀儡獣で、顔にははっきりとした痕跡があった。
バン!
無駄話も躊躇もなく、この人影は直接攻撃を仕掛けてきた。使用したのは掌術だった。
ドン。
葉平は一歩前に出て、極めて素早い速度で一撃を放った。
その場で傀儡獣は四分五裂し、その後中心部に一筋の光が現れた。
これが通過の象徴で、そこに進めば自動的に第二層へと転送される。
瞬時に、葉平は第二層に到達した。第一層と同様に、相手は傀儡で、感情はなく、一言も発せず、現れるなり戦いを始めた。
相手に感情がないのなら、葉平も無駄話をする必要はなかった。
ドン!
やはり一撃。
葉平は第三関へと進んだ。
肉身塔の外。
すべての修士が葉平の突破速度に注目していた。
わずか半刻も経たないうちに、葉平はすでに第十層に到達していた。
「半刻で第十層まで到達とは、さすが葉天驕だ」
「たった半刻だぞ」
「この速度は速すぎるのではないか?皇甫天龍でさえ一刻かかって第十層に到達したというのに、葉先輩は半刻で上がってしまった?」
人々は議論し、葉平の速度があまりにも速いと感じていた。
しかしすぐに、肉身塔は次々と層が輝き始めた。
一気に、葉平は第二十層に到達した。
一度に十層を飛び越え、喧騒を引き起こした。
そしてさらに、半刻も経たないうちに、葉平はすでに第三十層に到達していた。
肉身塔は一層ごとに強くなり、この強さは倍増ではなく、少しずつ増強されていく。
このような設定は、弟子の肉身の実力をより良く把握するためのものだった。
丸一刻で、葉平はすでに第四十五層に到達していた。
この速度は、まさに無数の修士の認識を覆すものだった。
これまでにも肉身天才はいたが、ここまで極端なことはなかった。
皇甫天龍は一刻かけてようやく第十層に到達したのに、葉平は一刻で第四十五層まで到達?
これは常識外れだった。
さらに驚くべきことに。
葉平の上昇速度は若干低下したものの、依然として人々を震撼させるほど速かった。
四十七。
五十。
五十三。
五十七。
六十二。
ほとんどの天驕が第四十五層で長時間停滞したが、葉平はまるで天から降り立った神兵のように、一路突き進んでいった。
肉身塔はわずか八十一層しかないのだ。
葉平はすでに六十五層まで突破していた。
いや、違う、もう六十九層だ。
この調子でいけば、おそらく半刻もかからずに、葉平は通関できるだろう。
確かに、人と人とを比べると、人を死ぬほど悔しがらせる。
すぐに、さらに二刻が過ぎた。
葉平はすでに第七十九層に到達していた。
第八十一層まで、あと二層を残すのみとなった。
第七十九層に到達して、葉平は確かに苦戦を感じていた。
傀儡獣は非常に強く、武道の経験が豊富なだけでなく、より恐ろしいのは肉身で、この段階の傀儡獣は、その素材がすべて万年精鉄だった。
葉平が戦うとき、一撃で倒すことはできず、逆に自分が不注意を一つでもすれば、重傷を負う可能性が非常に高かった。
第七十九層で、葉平は傷を負ったが、幸いにも傀儡獣を倒すことができた。
第八十層で、葉平の左手と前胸がともに骨折し、あやうく傀儡獣の手にかかるところだったが、幸いにも太古神魔體が極めて強靭で、危機的な瞬間に傷が回復した。
第八十一層。
葉平は大敵に臨むかのように身構えた。
第八十一層の傀儡獣は、ほぼ無敵で、全身が古金で作られ、堅固不破で、さらに武道の経験は神業の域に達しており、一つ一つの技が一見普通に見えても、数千の武道の意志が込められていた。
葉平はほぼ二百パーセントの状態でこの傀儡獣に対峙した。
彼は一路突き進んできて、ほぼ疲労困憊していたが、そのような状況でも、葉平は諦めることを選ばなかった。
ドンドンドン!
寶塔が轟き、葉平は傀儡獣と激しく戦った。
もし寶塔が極品の道器でなければ、とっくに粉々に砕けていただろう。
最後の戦いで、葉平の全身はどこも無傷ではなかった。
今回、葉平は巨大な圧力に直面した。
幻境試験の絶望とは異なり、この戦いは葉平に質的な変化をもたらした。常に打たれ続けていたが。
葉平も絶え間なく相手の武道の経験を学んでいた。
丸半刻の間。
最後まで戦い、葉平の全身は血に染まっていた。
しかしちょうどその時、傀儡獣が固まった。
次の瞬間、傀儡獣は自壊した。
この傀儡獣は、本来傀儡で作られており、長時間戦うことができず、葉平が半刻も持ちこたえたことは、すでに勝利したも同然だった。
ドン!
ドン!
ドン!
まさにこの瞬間、肉身塔が轟き、次々と鐘の音が響き渡った。
まばゆい光が天に向かって立ち昇り、魏國のすべての修士に、誰かが肉身塔を通過したことを告げ知らせた。
肉身塔の外。
無数の目が固くこの寶塔を見つめていた。
前後合わせて、葉平はたった一刻の時間しかかけていなかった。
そして肉身塔を通過した。
そして今に至るまで、皇甫天龍はまだ第四十九層で足踏みし、なかなか突破できないでいた。
葉平以外では、皇甫天龍が第一位だった。
人々は震撼し、沈黙した。
葉平はまるで越えられない大山のように、すべての修士の心に現れた。
彼らは葉平が強いことを知っていた。
また葉平が比類なき天驕であることも知っていた。
しかし、葉平がここまで強いとは想像もしていなかった。
これはあまりにも信じがたいことに思えた。
シュッ!
肉身塔の中で。
一筋また一筋の赤い光が葉平の体内に入っていった。
これは肉身塔からの報酬だった。
上古の凶獣の気血。
肉身塔の中には、上古凶獣の気血が置かれていた。
通過者は気血の加護を得ることができる。
大量の気血が葉平に吸収され、精氣神は瞬時に頂点まで回復した。
丸半刻後。
葉平の境界は、直接第八段階まで突破した。
そしてちょうどその時、葉平は目を開き、肉身塔を離れた。
シュッ。
肉身塔の大門が開いた。
一つの人影が人々の前に現れた。
それは葉平の姿だった。
彼の周りには何の光もなかったが、人々の目には、万丈の光輝いているように見えた。
次の瞬間、葉平は肉身塔から歩み出た。
皇甫天龍がいないことに気付いた。
まだ肉身塔の中で激戦を繰り広げているのだ。
そのため、葉平は口を開き、皇甫天龍に伝言を頼んだ。彼は貢院で皇甫天龍を待つか、さもなければ一線天で皇甫天龍を待つと。
この言葉を残し。
葉平は直接魏國貢院へと向かった。
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十國大會の物語は、もうすぐ終わります。
第三巻もまもなく終わります。
すぐに第四巻が始まります。
はい、そうです。第四巻の重点は宗門の先輩たちの身の上の謎を明らかにすることです。