霊超至尊と元陽至尊は、太衍聖地と紫陽聖地の多くの至尊たちを率いて、前方のこの区域に足を踏み入れた。
この区域は一見すると、ただの空き地に過ぎなかった。
そして、彼らは何の異常も感じなかった。
連合軍は彼らの後ろに密着して従っていた。
「轟——」
しかし、彼らがこの区域に足を踏み入れた瞬間、突然目の前の光景が一変した!
陰風が怒号し、まるで果てしない原野のようだった。
この原野の上には、見渡す限りの墓が広がっていた!
折れた墓碑、低い墓……この区域の果てには、絢爛たる仙光が仙域への道のように輝き、この悲しげな大地と鮮やかな対比を成していた。
「これは一体どういうことだ……この区域には混沌とした至尊の気配が充満している……さらには仙道の気配まで混ざっているようだが?」
霊超至尊は顔色を変えた。
元陽至尊の目にも驚愕の色が浮かび、言った。「まさか、あの伝説は本当だったのか……登仙臺の前にある、至尊の墓場!」
「ここに眠るのは、すべて死んだ至尊たち。その中には、準仙までいるのだ!」
彼は口を開いた。
多くの至尊たちは即座に顔色を変えた!
至尊の墓場……
これはあまりにも恐ろしすぎる……
「後続の連合軍は入れないようだ。どうやら、至尊以上の者しかこの区域に入れないらしい。」
この時、羅明も口を開き、振り返って一瞥した。
無数の連合軍は、すべて阻まれていた。
他の勢力の至尊たちだけが続いて入ってきた。
「行くぞ、ここまで来たからには途中で諦めるわけにはいかない。前に進んで様子を見てみよう!」
霊超至尊は決然とした表情で言った。
皆も頷いた。
前へ進む。
「殺気を感じる!」
突然、ある至尊が顔色を変え、不可思議な気配が彼を包み込み、謎めいた仙光が降り注いだ!
彼は即座に悲鳴を上げ、道行が断ち切られていった!
「いや……」
瞬く間に仙光は消え去ったが、先ほどまで絶頂期にあったこの至尊は、枯れ果てた老人と化していた!
彼の体からは、もはや一切の霊気が感じられなかった。
「仙道劫光……わずかでも不完全な部分があれば、仙道劫光によって塵となる……」
この至尊は残された者たちを苦しげに一瞥し、次の瞬間、その場で粉々に砕け散った!
土くれとなって!
皆の顔色が変わった!
仙道劫光?これは恐ろしすぎる……