胡星だけでなく、程貝貝も、楊重も信じなかった。
石剣は極めて難しく、数年かけて一つの剣を悟れる者がいれば、それだけでも非常に稀有なことだった。彼らは楊小天が二日連続で二つの大石剣を悟れるとは信じられなかった!
林勇と陳遠の二人もこの知らせを聞いて驚いていた。
「今日もまた二つ目の石剣を悟ろうとしているのか?」林勇は沈思しながら言った。「この子は少し焦りすぎているのではないか?」
彼は楊小天が比類なき剣道の天才であることは否定しなかったが、二日連続で二つの大石剣を悟れるとは、やはり荒唐無稽に思えた。
「見に行きましょうか?」陳遠は林勇に尋ねた。
林勇は頷き、集めたばかりの武魂の書物を置いて、陳遠と共に百剣広場へ向かった。
しかし、林勇と陳遠が中庭を出てすぐ、突然、前方から驚異的な剣気が天を突き抜けるように立ち上った。
剣気の出現は突然だった。
そして、その威力は凄まじかった!
林勇と陳遠が反応する間もなく、また一筋の剣気が放たれた!
二人は剣気の方向を見て、愕然とした。
その方向は、まさに百剣広場だった。
まさか?!
二人は驚きの表情を交わし、かつてない速さで百剣広場へ向かって飛んでいった。
そうして急いでも、二人が百剣広場に着いた時には、すでに学院の教師と生徒たちで広場は身動きが取れないほどの人だかりとなっていた。
群衆の中で、胡星は両拳を固く握り締め、第二の石剣の前に立つ楊小天を睨みつけていた。
一方、傍らの楊重は楊小天を見つめながら、心の中で限りない絶望を感じていた。
程貝貝も同様に複雑な表情を浮かべていた。
百剣広場の石剣について、神剣学院には古くから言い伝えがあった。強大無比の剣心を持つ者だけが石剣を悟ることができるというものだ。
一つの石剣を悟った後は、どんなに強い剣心の持ち主でも、少なくとも一年の時間をかけて消化してから、次の石剣に挑むことができるとされていた。
しかし楊小天は?
なぜ一日置いただけで二つ目の石剣を悟ることができるのか。
楊小天は一体どうやってそれを成し遂げたのか?
程貝貝だけでなく、その場にいた全ての教師と生徒たちにも理解できなかった。
林勇と陳遠にも理解できなかった。
楊小天の剣心が、恐ろしいほどの境地に達していない限り、不可能なことだった。