「第一回戦は、薬材の選別だ」林遠の声は力強く、会場全体に響き渡った。「最短時間で築基靈液の練成に必要な薬材を選び出すのだ」
「最も早く、かつ正確に薬材を選び出した者が、より高い順位を獲得する」
その後、藥師殿の薬徒たちが次々と薬材を楊小天、程龍、陳紫涵、鄧一春、胡星、黃婷婷たちの前に並べ始めた。
築基靈液の練成に必要な薬材は全部で十四種類だが、今回は多くの薬材と混ぜ合わされて参加者たちの前に置かれた。
混ぜ合わされた薬材は全部で二百種類。
つまり、楊小天たちは二百種類の薬材の中から、築基靈液に必要な十四種類の薬材をできるだけ早く選び出さなければならない。
もちろん、各混合薬材の中には、築基靈液用の薬材が二種類ずつ含まれており、一つは上品で、もう一つは下級品だ。
多くの参加者は目の前に置かれた大量の薬材を見て、眉をひそめた。
薬材を選別すること自体は難しくないが、二百種類の混合薬材から十四種類を選び出すのは極めて困難だ。
二百種類の薬材が混ざり合い、目が回るような光景に、どこから手をつければいいのか分からないような感覚に襲われる。
さらに二百種類の薬材の中には、築基靈液用の薬材と色や形が似ているものが多く含まれている。
時には、数種類の薬材を単独で並べても間違えることがあるのに、今回は全てが混ざり合っているのだ。
全ての薬徒が薬材を配置し終えると、林遠が「始め!」と宣言した。
林遠の声が落ちると同時に、程龍が動き出した。彼はほとんど一瞬で自分の前の薬材の山に飛びつき、両手を素早く動かし、二百種類の薬材を次々と分類し、すぐに十数個の小山に分けた。
「さすがは幻魔の手だ!」風行は程龍の手の動きを見て感嘆した。「江雨前輩が二殿下に幻魔の手まで伝授されたとは」
吳齊もうなずいて称賛した。「二殿下の幻魔の手は、すでに八影の域に達している。天賦の才だ」
遠くから見ると、程龍はまるで八本の腕を持っているかのようだった。
一方、陳紫涵は薬材の山の前に立つと、両手を軽く払った。その一振りで、二百種類の薬材が広がり、それぞれの薬材が一定の間隔を保って並んだ。
「陳お嬢様の払雲の手は見事だな!」莫令開は陳紫涵の動きを見て、李文に笑いかけた。「總殿主の後継者が現れましたね」
風行、吳齊、彭志剛、蔡浩、羅俊鵬たちも皆感嘆の声を上げた。