第84章 周悠悠に異変が

路辰はすぐに侍女に部屋の手配をさせ、白卿卿の入浴と休息の世話をさせた。

路辰が今夜白卿卿と話し合おうと考えていた時、楚語琴が突然彼を訪ねてきた。

その時、路辰は書斎に座って、白卿卿の絶世の美しい顔を思い出していた。

コンコンコン……

ノックの音を聞いて我に返った路辰は、すぐに言った。「開いてますよ、どうぞ。」

次の瞬間、楚語琴が扉を開けて入ってきた。

楚語琴は今日青い雲裳を着ていて、豊満な体が服にぴったりと合わせられ、彼女の曲線美のある体つきが強調されていた。既婚女性のような髪型をしており、まるで既に結婚した成熟した女性のように見えた。もちろん、彼女は実際に結婚していた。

彼女を見て、路辰は笑顔で尋ねた。「楚おばさん、何かご用でしょうか?」

楚語琴は直接尋ねた。「辰ちゃん、今日白ちゃんが突然功力を失ったのは、あなたと関係があるの?」

彼女も路辰の前でよく突然功力を失うので、それが路辰によるものなのか確認したかった。もし路辰が原因なら、特に問題はない。

もし白卿卿の体に問題があるのなら、よく注意を払わなければならない。これが彼女が路辰に尋ねに来た理由だった。

路辰も隠さずに直接答えた。「はい、私が原因です。以前お話ししたように、私に恋心を抱く女性は、私の体に触れると功力を失うんです。」

路辰の答えを聞いて、楚語琴の顔に奇妙な表情が浮かんだ。

もちろん彼女はその話を覚えていた。

ただ、当時は彼女はこの小悪魔が冗談を言っているのだと思っていた。

彼に恋心を抱く女性だけが彼に触れると功力を失うと考えると、楚語琴の心は非常に複雑になった。

つまり、彼女も辰ちゃんにそういう感情を持っているということ……

彼女がどうして彼に男女の情を抱くことができるのか、これは絶対にいけないことだ!

楚語琴は急いでそれ以上考えるのを止めた。

そして話題を変えて言った。「辰ちゃん、あなたには人の体を治療できる仙術があったわよね。今日、白ちゃんの体を仙術で診てあげたの?彼女の体は一体どうなっているの?」

路辰は答えた。「既に診ました。何も問題ありません。ただ修練で少し支障が出ただけです。既に調整してあげましたが、後でもう一度調整してあげれば良くなるはずです。」