路辰はすぐに侍女に部屋の手配をさせ、白卿卿の入浴と休息の世話をさせた。
路辰が今夜白卿卿と話し合おうと考えていた時、楚語琴が突然彼を訪ねてきた。
その時、路辰は書斎に座って、白卿卿の絶世の美しい顔を思い出していた。
コンコンコン……
ノックの音を聞いて我に返った路辰は、すぐに言った。「開いてますよ、どうぞ。」
次の瞬間、楚語琴が扉を開けて入ってきた。
楚語琴は今日青い雲裳を着ていて、豊満な体が服にぴったりと合わせられ、彼女の曲線美のある体つきが強調されていた。既婚女性のような髪型をしており、まるで既に結婚した成熟した女性のように見えた。もちろん、彼女は実際に結婚していた。
彼女を見て、路辰は笑顔で尋ねた。「楚おばさん、何かご用でしょうか?」
楚語琴は直接尋ねた。「辰ちゃん、今日白ちゃんが突然功力を失ったのは、あなたと関係があるの?」
彼女も路辰の前でよく突然功力を失うので、それが路辰によるものなのか確認したかった。もし路辰が原因なら、特に問題はない。
もし白卿卿の体に問題があるのなら、よく注意を払わなければならない。これが彼女が路辰に尋ねに来た理由だった。
路辰も隠さずに直接答えた。「はい、私が原因です。以前お話ししたように、私に恋心を抱く女性は、私の体に触れると功力を失うんです。」
路辰の答えを聞いて、楚語琴の顔に奇妙な表情が浮かんだ。
もちろん彼女はその話を覚えていた。
ただ、当時は彼女はこの小悪魔が冗談を言っているのだと思っていた。
彼に恋心を抱く女性だけが彼に触れると功力を失うと考えると、楚語琴の心は非常に複雑になった。
つまり、彼女も辰ちゃんにそういう感情を持っているということ……
彼女がどうして彼に男女の情を抱くことができるのか、これは絶対にいけないことだ!
楚語琴は急いでそれ以上考えるのを止めた。
そして話題を変えて言った。「辰ちゃん、あなたには人の体を治療できる仙術があったわよね。今日、白ちゃんの体を仙術で診てあげたの?彼女の体は一体どうなっているの?」
路辰は答えた。「既に診ました。何も問題ありません。ただ修練で少し支障が出ただけです。既に調整してあげましたが、後でもう一度調整してあげれば良くなるはずです。」