道乃漫が香り高く風呂から出てきて、全身がふわふわと柔らかそうな様子を見て、彼は彼女を抱き寄せて食べてしまいたくなった。
「早く来て」神崎卓礼は隣の場所を叩き、待ちきれない様子だった。
道乃漫:「……」
彼は今夜は彼女を抱きしめて寝るだけで、何もしないと言ったのに、なぜか彼女はそれを信じられなかった。
とにかく彼はもうベッドに横になっているし、今朝も二人は親密な時間を過ごしたばかりだ。
今でもまだ恥ずかしいけれど、気取って何も言わずに行かないということもなかった。
道乃漫は緊張して寝間着の裾を引っ張り、お風呂を出たばかりなのに、手のひらがまた緊張で汗ばんでいることに気づいた。
彼女は顔を熱くしながら、意を決してベッドに向かい、上がった。
横になる間もなく、すでに神崎卓礼に抱きしめられていた。「本当に何もしないよ」