「大佐が一週間前に私に言ったんです。もし誰かから手紙が来たら、直接彼に渡すようにって。一週間経っても手紙は来なかったので、もうないのかと思っていたら、今日届いたんです。軍曹、あなたは知らないでしょうが、大佐はその手紙を大切にしていて、私には見せてくれないんです」甲ちゃんは八卦の心を燃やしながら言った:「軍曹、この手紙は誰が大佐に書いたと思いますか?もしかして、えーと、大佐が春の気分になって、好きな女の子ができたんでしょうか?」
「そんなはずはない、余計なことを言うな」手塚勇も斎藤昇の恋愛事情が気になっていたが、余計な口出しはしなかった:「大佐の家庭の事情は、私たちもよく知っているだろう。大佐が誰と結婚するかは、自分で決められないかもしれない。以前、大佐が岡本少佐の妹と婚約するという噂もあったじゃないか」