第381章 書斎で寝る罰

宏は最近とても素直で、隆とも喧嘩しなくなり、兄弟の仲が以前よりずっと良くなった。この件は難しくないはずだ。

大野青木との電話を切ったばかりの白洲瞳は、すぐに白洲おじいさんに電話をかけた。「もしもし、お父さん、私よ。ちょっと状況を説明したいことがあるの。お兄さんに話してほしいんだけど。あの人たちは一体どうやって仕事をしているのかしら。国からの給料をもらっているのに、お金だけもらって仕事をしない。もし私たちの青木の件に支障が出たら、絶対にこのままにはしておけないわ。」

このプロジェクトについて、白洲瞳は大野青木から長い間聞かされていた。大野青木は野心的で、自信も持っていて、このプロジェクトが完了すれば、業績も良くなり、今年はさらに昇進できるだろうと言っていた。

白洲瞳が大野青木と結婚したのは、身分を下げての結婚だった。