第417章 休むな!

「彼らが自分の成績をきちんと維持できるなら、付き合ってもいいわ、反対はしないわ」

伊藤佳代のこの発言に、上田校長と森山校長の二人から同時に白い目が向けられた。

くそ、頭おかしい!

「奈奈、見てごらん、両校長先生はどれだけ忙しい方か、あなたのこんな小さなことで、どれだけの手間をかけさせたか、恥ずかしくないの?自責の念を感じないの?自分の責任は、勇気を持って立ち上がって引き受けるべきよ、大勢の人を巻き込んで苦労させないで。あなたはママの娘でしょう、ママにはあなたと絵里子の二人の娘しかいないのよ。どんな間違いを犯しても、ママのあなたへの愛は変わらないわ、あなたはいつでもママの良い娘よ。人は誰でも間違いを犯すものよ、直せばいいの、ママは怒ってないし、あなたを責めたりしないわ。だから何か言いたいことがあるなら、早く言いなさい、いい子」