第144章 みんなで生まれ変わらないといけないの?

番組のバックステージ。

重岡尚樹が上座に座っていた。

木村裕貴と紺野広幸が左側に座っていた。

右側には石田亮二のマネージャーと安藤誠がいた。

木村裕貴は髪の毛まで不満そうだった。「この番組は最初から素顔を見せないというルールがあったはずです。今回の金のやり方は、石ちゃんに対して極めて不公平です!」

石田亮二のマネージャーが言った。「でも、私たちに故意はありませんよ。パパラッチの件は、誰にもコントロールできないでしょう?」

「故意じゃないって、誰が信じますか?」木村裕貴は遠慮なく言い放った。

石田亮二のマネージャーはテーブルを叩いて立ち上がった。「証拠があるんですか?証拠もないのに人を誹謗中傷するのはやめてください!」

紺野広幸は木村裕貴を引っ張って座らせた。

木村裕貴は怒りながら座ったが、なおも食い下がった。「こんな状態で競争を続けるなんて、公平・平等の原則が完全に失われています!」