「そうよ、時枝秋が好きな人のことを堂々と言えるなんて、隠してる人たちよりずっといいわ。まさか自分のアイドルが天女で六根清浄だと思ってる人がいるの?」
「応援してるわ、時枝秋!何をしても、私たちはずっと愛してるわ!」
小林凌のファンも割り込んできた:「時枝秋、諦めなさいよ。私たちの凌が貴女なんか見向きもしないわよ。月の光が私の心だなんて、月も侮辱されたと感じてるわ」
「しつこい女ね、相変わらず押しかけがましいわ。全然反省してないわね」
しかし、これらの人々はすぐに時枝秋のファンたちに追い払われた。
時枝秋は今大会に参加中で、一般の人気も絶頂期だったため、アンチファンもあまり暴れられなかった。
小林凌は彼女の言う人が自分なのかどうか見当がつかず、むしろ不安になってきた。