第436章 私は本当に手柄を立てるつもりだ

漢方医科大学。

田中先生と龍崎元輝の病状報告も学校に提出された。

会議で、小林達朗は資料を二つの学部の学部長に渡した。

「今回の状況は皆さんもご覧になったと思います。黄瀬院長、中西医結合専攻はすでに実験農場があり、それだけでなく、各種リソースも十分です。道理から言えば、この薬草実験農場は古代漢方医学専攻に与えるべきではないでしょうか」

小林達朗は直接的に言った。

この件は元々、大野平のあの実験クラスに与えることが決まっていた。

黄瀬院長が横から口を出したことで、現在の状況になったのだ。

しかし時枝秋が危機を救い、状況を変えた。

黄瀬院長は冷ややかに言った。「病院での実習と治療はまだ結果が出ていないでしょう?最終結果が出てからでも遅くはありません」

彼が強硬な態度を取り、時枝秋が田中先生と龍崎元輝を救ったことを全く認めないのを見て、小林達朗もルールに従うしかなかった。「わかりました、では最終結果を待ちましょう」