時枝秋は淡々と眉を上げて言った。「時枝家のものを、私が欲しいかどうかは、私の自由です。そしてあなたたち...一人は母親のお腹の中の子供を傷つけ、もう一人は分を越えて私をネット上で叩かせようとした。私が警察に通報するかどうか、責任を追及するかどうかは、私の自由であるだけでなく、法律を尊重する市民としての基本的な態度でもあります!」
時枝お爺さんは厳粛な表情で、時枝清志も秋の行動に賛同し、母娘に対して極度の失望を示した
終わった、終わった。
すべてが終わった。
浜家秀実と時枝雪穂は、魂が抜けたように床に座り込んだ。
彼女たちを待っているのは、法の厳しい罰だった。
……
藤原修は時枝秋と一緒に時枝家を後にした。
雪穂母娘は厳しい罰を受けたとはいえ、彼は知っていた。時枝家がこのような状態になったことで、秋の心も穏やかではないだろうと。