第166章:誕生日を祝う

「うん、部署異動したばかりで、病院から三日間の休みをもらったの」

「まあ、異動したの?今はどこなの?」吉田伯母が親切に尋ねた。

青木岑は微笑んで答えた。「検査科よ。採血と検査だけすればいいの」

「それはいいわね、楽だわ。私も前から母さんに言ってたのよ。産婦人科はやめなさいって。責任が重すぎるわ。妊婦さんたちはみんなわがままだし、もし上手く対応できなかったら、絶対にあなたを責めるわ。異動して良かったわ」

「うん、ここの方が比較的楽だし、夜勤もないの」

「あら?岑ちゃん、彼氏は一緒に来なかったの?」

近所の人たちは特に噂話が好きで、青木母さんと仲の良い伯母さんたちが、口々に尋ねた。

「彼とは別れたの」

「えっ?別れたの?結婚するって聞いてたのに?どうして別れちゃったの?」案の定、これがおばさんたちの興味を引き立てた。