第388章:千佐子の蜜月(10)

青木岑は話を聞いた後、ゆっくりと目を開け、西尾聡雄と見つめ合い、深い愛情を交わし合った……

「まったく、また始まったわ。二人またイチャイチャモードに入ったわよ。毒舌玲子、私たち離れましょう」佐藤然は熊谷玲子の手を引いて後ろに下がり、西尾聡雄と青木岑にスペースを空けた。

「ちょっと、離して!触らないで、この警察のバカ」熊谷玲子は明らかにまだ願い事を終えていなかったので、佐藤然に引っ張られて当然不満そうだった。

「どんな願い事をしたの?」西尾聡雄が近づき、片手で青木岑の肩を抱いた。

「秘密よ」

「教えてくれれば、叶えられるかもしれないよ」

「簡単に叶えられるものは願い事とは言えないわ」青木岑は神秘的に微笑んだ。

「そうだね……君の言うとおりだよ、愛しい人」

四人はホテルの庭園で楽しく過ごしていた。ホテルの前の街灯は特徴的なデザインだった。