第212章:私のブライズメイドになって(2)

「えっと……妊娠じゃないの」

青木岑は思いもよらなかった。西尾聡雄がそんな方向に考えていたなんて……きっと彼も赤ちゃんが欲しいと焦っているのだろう、口には出さないけれど。

「じゃあ、どんな良い知らせなの」WeChatから彼の優しい声が聞こえてきた。

「吉田院長が今日たくさんの人を連れて会議に来たの。目的は……私を推薦して試験を受けさせて、醫師にしたいって」

「それで、君はどう思う?やりたい?」西尾聡雄は青木岑の気持ちを一番に考えていた。

「正直に言うと、やりたいわ」

「それはよかったじゃないか。行きなさい、僕は君の決定を永遠に支持するよ」

西尾聡雄の口調には喜びが滲んでいた……

彼の妻は本来看護師なんかするべきじゃない、才能の無駄遣いだ……

「でも……私にできるかどうか分からないの」