「妊娠?オーマイガー、冗談でしょ?」中島美玖も頭がおかしくなった。
「お姉さん、これは妊娠検査薬よ、もう二本線が出てるわ」
「二本目はそんなにはっきりしてないじゃない?こんな状態でも妊娠確定なの?」中島美玖は呆れた。
彼女と関口遥が一緒になってどれくらい経つのか...
同棲し始めてから今まで二十日ほどしか経っていないのに?
今朝起きたら、いつも正確な生理が一日遅れていることに気づいた。
そこで彼女は何かに取り憑かれたように早期妊娠検査薬を買ってきて、結果は...?
「間違いないでしょう」青木岑は頷いた。
「私の神様...これからどうしよう?」中島美玖はまだ心の準備ができていないようだった。
「お姉さん、これは良いことでしょ?なんでそんな深刻な顔してるの?」青木岑はとても羨ましくてたまらなかった。