第188章 工藤沙織の隠し子

「この薬は私が作ったものです」水野日幸は彼女を見つめながら言った。

彼女が今後作る美容製品は、将来発売される際に女優の宣伝協力が必要になるので、当然彼女には隠し事はしない。

工藤沙織は信じられない様子で彼女を見つめた。「あなたが作ったの?」

なんてこと!

彼女はどんな天才に出会ったのだろう。スタイリングはもちろんのこと、美容効果のある神薬まで作れるなんて、なんて凄いんだろう。

そう!

彼女がくれた美容養顏丹は、まさに神薬だった。服用してたった半月で、肌が目に見えて若返り、しわが減って、肌がキュッと引き締まり、コラーゲンまで戻ってきたような感じがした。

「沙織姉、安心して。絶対にお薬は切らさないから」水野日幸は微笑んで、話題を変えた。「でも、姉さん、秘密にしておいてね」