第411章 本音を明かす

部屋の中では、ベッドサイドの明かりだけが灯っていた。

藤田清輝はベッドから起き上がり、携帯の画面を見つめた。藤田清明からのメッセージで画面が埋め尽くされ、まだ次々と通知が点滅していた。

三弟:どうなってる?

三弟:どうだった?

三弟:一緒に寝たの?

三弟:手伝いに行こうか?

三弟:くそっ、長谷川深のやつ、死にたいのか!

三弟:人でなしめ!

三弟:くそくそくそ!!!!!

最初は状況を尋ねる内容で、長谷川深を罵り、怒りの絵文字を連発し、その後は執拗な着信履歴が続いていた。

三弟:二兄さん?

三弟:二兄さん?

三弟:二兄さん二兄さん二兄さん二兄さん!!

その後は、画面いっぱいに「二兄さん」と怒りの絵文字や記号が連続で表示されていた。

藤田清輝は返信した:様子を見てくる。

外は完全に静まり返り、リビングの明かりも消えていて、みんな寝ているようだった。