鈴木知得留は静かに座っていた。
田村厚はプロジェクトについて報告を始めた。「北洋国でのプロジェクト調査の結果、このプロジェクトの金額を把握し、予算の概算を立てました。この予算に基づいて、入札に興味を示している財閥や企業を評価したところ、単独でプロジェクト全体を請け負える企業はなく、言い換えれば全権を引き受けたい企業もないため、共同入札が必要となります。北洋国では第一グループが経済の大部分を握っており、財力も驚異的なため、このような問題は存在しません。そのため、我々独自の開放プランを実行する必要があります。現在、海上基礎プロジェクトの全体計画は完了しており、早急に入札案内を発行し、海上エンターテインメントプロジェクトの細部を皆様の知恵を集めて完成させたいと考えています。」