第493章 うちの社長様があなたの配信者に一目惚れした(3)

「私は自分のゲームプレイで勝負してるの。好きな人は見てくれればいいし、嫌いな人は見なければいい」

道明寺華はそう言い切った。

さらに多くのコメントが殺到した。

「道明寺華、そんなことを言える立場じゃないでしょう。ネット上でゲームが上手いのはあなただけじゃないわよ」

「モラルの欠如した配信は絶対に認められない」

「道明寺華、配信中にそんなことを言うのは視聴者に対して失礼じゃないの?」

「道明寺華、謝罪してよ。さっきギフトも送ったのに……」

道明寺華はもうコメントを見なかった。

彼女は落ち着いてゲームに接続し、5VS5の競技戦を始めた。

操作は相変わらず素晴らしく、視聴者の影響を全く受けていないようだった。

このことがさらにアンチたちの怒りを煽り、彼らは止めどなく道明寺華を罵り続けた。