少しして、彼らはサソリたちの近くにある場所に到着する…
ナオリ:「さあ、今は私たちのように隠れて。誰にも見つかるな。奇襲を仕掛ける。」
サイタ(苛立ち、皮肉を込めて):「これ、史上最も無計画な奇襲になるわね。」
ロドジ(笑いながら):「いいかぁああ!師匠たちから学べ、腰抜けども!合図をしたら突撃だ!」
サソリたちがどんどん近づく… 1…2…3!
一瞬のうちに、ナオリ、ロドジ、ゾルドは斬り、燃やし、爆破しながら、多くのサソリたちを粉々にする。
スミコ:「なんて強さ…!」
ブロズ:「ガイアンすげぇ…あれ、遠隔操作もできるのかよ。」
ロジャン:「でもゾルドのあの斧…なんてとんでもない威力なんだ。」
目を見開き、不敵な笑みを浮かべる少女――ユアルが口を開く。
ユアル:「あれはね、ドランブの斧っていうのよ、坊や。」
スミコ:「あの子、やばいよ…名前はユアル。」
ロドジ(叫びながら): 「いけぇええええ!!」
戦士たちが一斉に飛び出し、それぞれの武器を手にサソリを次々に倒していく。彼らは、自分たちの力が確実に増していることを感じるが…このサソリたちは訓練場のものとは桁違いに強い。
スミコはまるで狂ったように飛び回り、サソリの背中に乗って斧を突き刺し、爆破させる。
スミコ:「かかってこいよ、サソリ共ォ!!」 (爆笑)
彼は驚異的なスピードで動き、時にはガイアン、時にはラキの剣を使いこなす。
一方、ジヤナイは分解術の武器ブランガでサソリを次々に切り裂いていく。
ヒマリも剣で応戦し、指導者たちは彼女と他の訓練生たちの奮闘を見守っていた――そのとき、サソリが彼女の腕を深く切り裂く!もう一撃来るその瞬間――
ロジャンが割り込み、それを防ぎ、サソリを倒す。
ロジャン:「大丈夫か?」
ヒマリ:「すっごく痛い…」
その時、サイタが信じられないスピードで現れる。
サイタ:「行って、戦闘に戻りなさい。」
ロジャン:「了解!」
サイタ:「あなた、名前は?」
ヒマリ:「ヒマリです。」
サイタ:「私は治癒術の師範、サイタよ。」
サソリが迫るが、サイタの手がそっと顔の前にかざされただけで―― ドカン! サソリは爆発する。彼女は一切笑みを崩さず、目線すら動かさない。
サイタ:「あなた、本当に可愛いわね、ヒマリ。いつでも会いに来ていいのよ。またね。」
ヒマリ:「ま、待って!でも、私の腕が――」
ふと見ると、腕はまるで何事もなかったかのように元通り。傷一つない。彼女がサイタを見ると、サイタはウインクして、手を振っている。
戦いは続き、彼らは見事な勝利をおさめるが、同時に極度の疲労と消耗を感じていた。
ゾルド(皮肉っぽく):「これくらいでバテてんのかよ?こいつらの中には、今のお前ら全員分の強さを持つヤツもいるってのに。でもまぁ…よくやった。」
サイタ:「さぁ、癒し手たち!戦闘中に見落とした者を助けて、全員に回復を施して。Pyarod本部へ帰還するわよ!」