いたずらな

私はあなたの全てを表現するのに十分な美しい言葉を見つけられないかもしれない

でも、その言葉を探し続けることに

私の残りの人生を

費やすつもりです

***

エースは私を腕の中に引き寄せ、温かい胸に抱きしめてくれた。私はもっと深く身を寄せ、彼が私を抱きしめているように、彼をきつく抱きしめた。もしこの瞬間を永遠に止められるなら、そうしたい...でもそれは叶わない。私たちは現実の中にいて、物事は変化していく。でも一つだけ確かなことがある—彼への私の気持ちは決して揺らぐことはない。

彼は私が呼吸する空気のように、そして私の寂しかった日々に光をもたらす太陽のような存在だった。彼が私の人生に戻ってきた瞬間から、私はとても幸せになった。彼なしでどうやってこれまでの年月を生きてこられたのか不思議に思うほどだった。

耳に押し当てた耳で、彼の激しい心臓の鼓動が聞こえた。私の心臓の鼓動も彼のと同じくらい大きかった。彼がそれを聞いていないなんて驚きだった。もしかしたら聞こえていたけれど、黙っていただけかもしれない。

彼は息を整えながら胸を上下させていた。薄暗いベッドに横たわりながら、私も息を整えていた。部屋から一歩も出ていないのに、まるで1マイル走ったかのようだった。

「愛してるよ、フェニックス。何度言っても言い飽きることはない」彼は息を整えた後、私の顎を持ち上げて、見つめるたびに他の全てを忘れさせる魅惑的な青い瞳の奥深くを覗き込ませた。

「私も愛してる、エース」私は優しく答え、満足げにため息をついてから続けた。「私たちが経験してきた全てのこと、そして以前あなたが私に与えた痛みにもかかわらず...私はあなたを憎むべきなのかもしれない...でも、そうすることはできないの。なぜなら、あなたが何をしても、私の気持ちは決して変わらないから。この何年もの間、私はずっとあなたを愛し続けてきたの、エース」

彼の目の端に涙が光った。彼は優しく微笑み、目尻に皺が寄った。「愛してくれてありがとう。私は最も愛すべき男ではないことは認めるけど、君は私の欠点や不完全さを超えて、本当の私を受け入れてくれた唯一の人だ」