愛し過ぎると感じたら、
覚えておいて。
あなたに出会う前の
たくさんの愛する時間を
失ってしまったから。
だから今、取り戻しているだけ。
***
エースの唇が私の脚の間の敏感な部分に触れた時、私は震え、大きく喘いだ。頬が燃えるように熱く、今はきっとトマトのように赤くなっているはず。これが正しいのか間違っているのか分からない。ただ感じるのは、露わになった肌に這う彼の暖かい舌の邪悪なリズムだけ。
私は彼の髪をきつく掴んだ。押しのけたいのかどうかも分からない。でも離したくない…止めて欲しくない。彼は私の内側で何かを目覚めさせ、今では約束された至福に辿り着くまで彼を押しのけることなどできない。
彼の舌が脚の間の敏感な部分を弄ぶ。私の頭は枕に崩れ落ちた。柔らかな喘ぎ声が唇からこぼれる。こんなにも官能的な声が自分から出ているなんて信じられない。