この世界で最高の
気持ちなんだ
全てが最後に
うまく収まっていくのを見るのは。
⭒⭒✧⭒✧⭒⭒
大きな姿見に映る向かいの女性を、私は目を見開いたまま見つめていた。驚きに唇が開いたまま、自分の姿を隅々まで見つめた。自分だとは信じられないほどだった。美容師とメイクアップアーティストが素晴らしい仕事をしてくれたのだ。
深く長い息を吐き、もう一度自分の姿を見つめてからドアの外へ向かった。外に出ると、クレアがすでに待っていた。
ドアを出た瞬間、彼女は私を見上げて微笑んだ。新鮮な白いバラの花束を私に手渡しながら、彼女の目に涙の輝きが浮かんだ。
「息をのむほど美しいわ!」彼女は美しい白いレースのドレスから私の顔まで視線を走らせながら叫んだ。
「ありがとう、クレア。あなたも素敵よ」私も彼女のピンクのドレス姿を賞賛の目で見つめながら返した。