エンディング

神様はあなたを創られた。

神様は私を創られた。

そして神様は囁いた、

「運命の出会いだと」

⭑✫⭑✫⭑

「エースに会うのは久しぶりね。やっとまた会えて嬉しいわ」

ウェディングブティックのオーナーで、彼の母の長年の友人であるベルが、私たちが高級ビルに入った瞬間に出迎えてくれた。彼女は優しい笑顔で私に近づき、頬にキスをした。

「なんて可愛らしいお嬢さんたちなの。あなたにそっくりよ。とても美しいわ」と彼女は言い、父親の腕の中にいるフェイスと、私の隣で手を繋いでいるヴィエンを交互に見た。

私はその褒め言葉に微笑みで応えた。

「ベル、元気そうだね」とエースが耳まで届く笑顔で言った。

「大幅割引してあげるわよ」とベルが言うと、エースは大笑いした。「それで、クレアから聞いたけど、ウェディングドレスを探してるの？」と彼女は私の方を向いて尋ねた。

「はい、そうです」

「何か特定のデザインをお考えですか？」

「白ければ何でも大丈夫です」と私は恥ずかしそうに答えた。私はそれほど気難しくないし、以前に彼女のドレスコレクションを見たことがあるので、彼女がお勧めするどんなドレスも素晴らしいものだと知っている。

「フェニックスなら何を着ても似合うわよ」とベルが言うと、私の頬が褒め言葉で赤くなった。「こちらへどうぞ、私の特別なウェディングドレスコレクションをお見せします」

私たちは広々とした部屋に入った。そこにはマネキンが並び、それぞれが最新のウェディングコレクションを着ていた。

展示されているドレスは全て綺麗だったが、特に3着のドレスが私の目を引き、その中からどれを選ぶべきか迷った。

3着とも肩を出すデザインだったが、それぞれのデザインが異なっていた。1着目は繊細なデザインのレースドレス、2着目はスワロフスキーで装飾されたもの、3着目は花柄の刺繍が施されたサテンのドレスだった。

ベルは一着ずつ試着してみることを提案し、最適なドレスを決めることができると言った。私は彼女のアドバイスに従って試着した。