第22章 目覚ましい逆転

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林田茜は一晩中素敵な夢を見て、寝ている時も口角が上がったままだった。そのせいで、日が高く昇るまで寝てしまい、やっと名残惜しそうに目を開けた。

彼女は真っ先に手を伸ばし、枕元の携帯を手に取り、慣れた様子でWeiboを開いた。

トレンド1位は相変わらず園田円香で、その後ろには赤い「爆」マークが付いていた。一晩経って、ネットユーザーたちの非難はさらに激しくなっていたようだ。

彼女は笑みを浮かべながら、指でトレンドをタップした。

このネットユーザーたちが園田円香をどんな風に罵っているのか、じっくり見て、新しい一日の幸せな気分を味わおうと思った。

しかし、最初のホット投稿を見た瞬間、黒い瞳が凝固し、瞳孔が信じられないほど大きく見開かれ、笑顔も一瞬で凍りついた。

これは一体何なの……

まだ目が覚めていなくて見間違えているのではないかと疑い、何度も瞬きをしてから再び見直したが、間違いなかった！

そのホット投稿は、アダルト作品に出演している女優が投稿したもので、昨日ネット上で出回った写真や動画の主役は自分であって、園田円香ではないと釈明していた！

より説得力を持たせるため、彼女は自ら動画を撮影して、嘘をついていないことを証明した！

この女優は園田円香と3割ほど似ていたが、動画フィルターを通すと、8割方そっくりになった。

たちまち、ネットユーザーたちは次々とシャーロック・ホームズと化し、写真や動画を様々な角度から比較し始め、まるで8倍ズームレンズを装着したかのように、1フレームずつ細かく照合した。

その結果、この女優の方が写真や動画の女性と一致度が高く、彼女である可能性の方が高いということになった！

ネット上の世論は一気に反転し始めた。

「まあ、さすがにお嬢様だし、そこまで品がないわけないよな。」

「上の人の言う通りだ。今のネットの暴言厨は、噂を聞いただけで大騒ぎして、ネットの裏に隠れて人を攻撃するだけ。現実では心がどれだけ暗いんだろうな。」

「私だけ…園田円香が可哀想だと思う？昨日あんなに叩かれて、何か考えちゃったりしないかな？ちょっと心配。誰か詳しい人、彼女が今どうしてるか知らない？」