第403章 安藤吉実を告発する

【慈善美人安藤吉実が殺人依頼の疑いで、本当の善意なのか、それとも偽りの慈悲なのか?】

このニュースがあるジャーナリストによって発表されると、大きな議論を巻き起こし、微博は一時的にダウンするほどだった。

この3年間、安藤吉実のプライベートは常に批判されていたが、結局は実質的な証拠は何も掴めず、メディアと世論は常に彼女に好意的だった。ネット上で彼女を揶揄する人はいたが、彼女に対する実害はなかった。

そして、彼女が3年間行ってきた慈善活動の実績は、誰もが目の当たりにしていた。

例えば、2年前にある市で大地震が発生し、多くの死傷者が出た時、彼女は一人で1億元を寄付し、さらに彼女の影響力を活かして各大企業や富豪たちに寄付を呼びかけ、合計10億元を集め、多くの人々を助けた。

その後、彼女は東京テレビで特集され、その年の春節特番にも招待され、表彰された。

また、1年前に留守児童の厳しい生活が明らかになった時、彼女は寄付を呼びかけるだけでなく、自ら現地に赴き、彼らと1ヶ月以上共に生活し、彼らの生活を徹底的に理解した。現地に2つの学校と寮を建て、多くの本を購入し、10人の子供たちを引き取り、18歳になるまで支援することを約束した。

その時、ネット上では「苦しみを救う観音様」という美称で呼ばれていた。

このような事例は数え切れないほどあり、彼女の美しさと優しさ、大いなる慈悲の評判を確立していた。

だから安藤吉実が殺人依頼をしたと暴露されたとき、人々は衝撃を受けた。

みんなの最初の反応は、このジャーナリストがでたらめを言っているというものだった。彼を全く信じず、安藤吉実の支持者たちが一斉にジャーナリストの微博に押し寄せ、彼を激しく罵倒し、彼の微博を様々な形で通報した。

彼に投稿を削除させ、公の場で謝罪させようとした!

このジャーナリストは新人だったが、気性の強い人物で、このようなネット上の攻撃を受けても、怖気づいたり退いたりするどころか、証拠を求めるなら出してやると、すぐさま証拠を公開した。

その証拠とは...かつての江川おばあさんの主治医だった高橋先生の音声による暴露だった。