第235章:折田辻司の詰問2

宮崎お爺さんは部屋の中を行ったり来たりして、時々外を覗いていた。

田中くんは正直に言った。「司令官、若旦那はまだ飛行機を降りたばかりでしょう。ここまで来るには、少なくともあと4、5時間はかかります。お部屋で休まれてはいかがでしょうか。若旦那が来られたら、すぐにお知らせします!」

宮崎お爺さんはすぐに言い返した。「ふん、誰があのバカ息子を待っているものか。ただ少し歩きたいだけだ。それもダメなのか?」

田中くんと山本くんは「……」これは明らかに言い訳だな。

「わかった、今から部屋で休むから、あのバカ息子が来たら起こしてくれ」と宮崎お爺さんは命じた。

本当に口が裏腹な人だ。

実は、宮崎お爺さんは宮崎高空が用意したサプライズが気になって仕方がなかった。

確かに今は交通が発達しているが、桃の里は辺鄙な場所なので、ここまで来るにはやはり時間がかかる。