第325章:紅顔より青顔を愛す(その1)

村長は一気に彼らにこれほど多くのことを話し、将来性と利益についても明確に分析した。

頭の悪い人や目先の利益だけを求める人でなければ、このような状況に直面した時、どう選択すべきかは明らかだった。

その場は静寂に包まれた。

しばらくして、誰かが尋ねた。「村長、鈴木花和さんが今後も山を借りてくれるって確実なんですか?」

もし鈴木花和が本当に山を借りるなら、計算のできる人なら誰でも分かる。これは大きな収入源であり、しかも正当な収入だ。

何もしなくても、ただ家で寝ているだけで、このお金は手に入るのだ。

独身者なら、この程度のお金があれば、働かなくても十分暮らしていける。

鈴木花和は太草原の土地を借りる時、賃料は3年ごとに20%ずつ上がると言っていた。明らかに、この山の賃料も同じように段階的に上がっていくだろう。