第484章: 結婚式3(三更)

皆が好奇心を抱いている中、ブレンダが何かを持ってくるように言うと、真っ赤な唐辛子の粉が一杯運ばれてきた。

そう、唐辛子の粉だ。

鈴木日和が運んできたものだった。

宮崎高空の後ろについていた大英雄の宮崎は、鈴木日和を見るなり目が輝き、瞳が光った。

こんな鈴木日和は本当に美しい!

いや、鈴木日和はますます美しくなっていた。

彼が初めて会った時のような痩せこけた姿ではまったくなかった。

須藤星は大英雄の宮崎の視線に気づかず、真相を知るチャンスを逃してしまった。

鈴木日和が運んできた唐辛子の粉を見て、鈴木のお母さんは思わず口元を引きつらせた。

高空はそれほど辛いものが得意ではない。

この唐辛子の粉は、見ただけでも嗅いだだけでも特別辛そうなものだった。

いつこの唐辛子の粉が用意されたのかも分からない。