167:真っ向から打撃、全国統一試験の首席蒼井お嬢様へのインタビュー!

葉山雄大はそのまま真壁美々を見つめ、その目には見物人のような色が浮かんでいた。

そして自分がまもなく河内市の状元の先生になることを思うと、心の中は優越感でいっぱいだった。

大学時代、真壁美々は常に彼女の一歩先を行っていた。卒業後、真壁美々は有名高校の担任になったのに対し、彼女は普通の職業学校に配属されるしかなかった。

彼女と真壁美々は親友だったが、運命の天秤は常に真壁美々側に傾いていた。

でも良かった。

良かった、今は全てが変わったのだから。

良かった、タイミングよく国際学校に来て、蒼井真緒のような優秀な生徒に出会えた。そして、あの時蒼井華和を退学させることができて本当に良かった。

もしそうでなければ、蒼井華和は必ず足を引っ張る存在になっていただろう!

真壁美々は顔を上げ、続けて言った。「葉山雄大、安心して。私は決して空約束はしないわ。もし大学入試の結果が出て、あなたのクラスの蒼井真緒が状元になったら、去年一年分の給料を全部あなたにあげるわ。絶対に後悔しないわ。」