200:真相は偽妊娠だった!_7

蒼井華和は戻ると、すぐにパソコンを開き、ホテルの内部システムに侵入して、その夜のホテルの監視カメラの映像を調べ始めた。

ホテルの監視カメラの映像は約半月ごとに消去される。

ちょうど消去期限が過ぎたところだった。

調査は少し面倒になりそうだった。

翌日、蒼井華和は帝都総合病院を訪れ、病院の記録から若松冬音の手術伝票を見つけ出した。

手術は主任医師自身が署名しており、問題はないはずだった。

その後、蒼井華和は院長室に行き、その日の全医師の勤務記録を請求した。

一方。

一晩考えた末。

若松冬音はついに蒼井遥真に返事をした。

二人はまたカフェで会うことにした。

若松冬音は今日とても時間通りに来た。

彼女は蒼井遥真の向かいに座った。

蒼井遥真は単刀直入に切り出した。「冬音、決心はついた?」