218:クズをいじめたら、顔が青ざめた_2

その間、きっと蒼井華和の功績があったに違いない!

そう考えると、蒼井陽翔の顔には嫌悪感が満ちていた。

蒼井華和は本当に気持ち悪い!

何事にも首を突っ込まないと気が済まない。

「いや、お兄さん、そんなこと言わないで」蒼井紫苑は蒼井陽翔を見つめ、続けて言った。「私はお姉さんがそんな人じゃないと信じています。お姉さんに偏見を持たないでください」

「君は彼女をそこまで信じているのか?」蒼井陽翔は眉をひそめた。

蒼井紫苑は固く頷いた。「はい、信じています」

そう言って、蒼井紫苑は続けた。「彼女は私の姉なんですから」

「でも紫苑、彼女は一度も君を妹として扱ったことがないんだぞ!」もし蒼井華和が本当に蒼井紫苑を大切にしていたなら、蒼井紫苑が蒼井家から追い出されることはなかったはずだ。