ミルクティーも蒼井琥翔が自ら用意したものだった。
妹のミルクティー好きを満たすため、また妹がより健康的で衛生的なミルクティーを飲めるように、蒼井琥翔は自らミルクティー工場を開いた。
特にいつでも淹れられるインスタントミルクティーの研究をしていた。
元々は蒼井華和のために便利にと考えていた。
しかし製品が出るやいなや、反応は非常に良く、最初の月の売上は需要に追いつかないほどだった。
ミルクティーを淹れて戻ってきた蒼井華和は、メイラに一杯渡して、「私たちの大和国のミルクティーを試してみて」と言った。
ミルクティーは大和国だけのものではない。
E大陸の人々もミルクティーが大好きだ。
メイラはミルクティーを受け取り、一口飲んでから驚いて顔を上げた。「このミルクティー、本当においしい!華和、あなたはまさに宝物ね!」