238:後悔至極、その愚かさ極まりなし_3

蒼井華和はそれ以上何も言わず、前に歩き出した。

メイラたちはすぐに彼女の後を追った。

ウーゴはすっきりした気分で、すぐに山頂に近い場所まで来た。

太陽の光が雲間から差し込み、雪原を照らしていた。

少し暖かく感じた。

ウーゴは笑いながら言った。「蒼井隊長、ここは風が強くて雪崩が起きるって言ってなかった?」

明らかに、こちらの道は先ほどの道よりもずっと歩きやすかった。

蒼井華和は少し振り返り、「まだ登り始めたばかり、すべては見かけだけよ」と言った。

そう言うと、蒼井華和は皆を見て続けた。「みんな、滑り止め装備を確認して。トイレに行きたい人は今のうちに済ませておいて。登り始めたら何が起こるかわからないから」

「わかった」

皆は急いで滑り止め装置を確認した。

ウーゴは蒼井華和を見て、心の中で鼻を鳴らした。