第302章 満足したの?もう行ってもいい?

頷いた途端、夏川清美は後悔した。

彼女の腹部は見栄えが良くなかった。

醜いとさえ言えるほどだった。

この体は肥満以外に、最大の問題は腹部で、最も改善が難しい部分も腹部だった。

看護師が縫合した歪んで醜い傷跡の他に、急激な体重増加によって生じた妊娠線もあった。

元の体の年齢が若いため、夏川清美は減量後にこれらの妊娠線が回復しないとは心配していなかったが、それには長い時間がかかるだろう。

この頃、妊娠線除去用のスキンケア製品をネットで数多く購入したが、効果はあまり良くなかった。自分で作ろうと思っていたが、漢方薬は穏やかとはいえ、作るとなると薬物が付着してしまう。久美は今まさに口で世界を知る段階で、毎日何でも口に入れようとする。彼女の手、鼻、頬は、彼にかじられることが多かった。