第344章 また何か良いことでもしたのか?言ってみろ!

夏川清美は意外に思った。

以前、彼女は雲さんを招待したことがあったが、年を取ると心配事が多くなるものだ。

夏川清美も無理強いはしなかったが、今日彼女が自ら来てくれるとは思わなかった。ちょうど夏川清美も彼女に聞きたいことがあったところだった。

雲おばさんを案内させ、自分は老人に挨拶に行った。

この頃、夏川清美は雲さんと携帯で連絡を取り合い、時々ビデオも送って子供の様子を見せていた。

年を取って一人暮らしをしていると寂しいものだ。特に都会に住んでいると。あのマンションは高級サラリーマンばかりで、夏川清美はいつも心配していたが、雲さんはいつも彼女を安心させ、団地の奥様たちと広場で踊る動画を送ってくれたので、やっと安心できた。今日、彼女が結城邸に来るとは思わなかった。

疑問に思っていたが、雲おばさんがケーキを持って、使用人の後ろをぎこちなく歩いているのを見て、夏川清美はハッと気づき、心が温かくなった。