第716章 清美、君がいないと眠れない

昼食を終えた後、夏川清美は久美と少し遊んでから、小さな子が昼寝に入るとすぐに書斎に入った。

雲さんが後について来て、少し心配そうに尋ねた。「清美、学校に行ったんじゃなかったの？どうして昼に帰ってきたの？」

「ああ、宗像校長が医科大学の医学研究室に入るよう誘ってくれたの。これからは学校の授業に出なくても、期末試験さえ落とさなければいいの」と夏川清美は笑いながら説明した。

雲さんは驚いて夏川清美を見た。「そんなことができるの？」

「できるわよ」と夏川清美は雲さんに向かってまばたきした。

雲さんは混乱していた。「でも授業に出ないで、どうやって単位を落とさないの？」

「私を信じてる？」夏川清美は雲さんの困惑した表情に面白くなり、わざと真面目な顔で尋ねた。

「もちろん信じてるわ」と雲さんはためらいなく答えた。