第278章 大会に参加(加更)

「……」

土屋遥は唇を動かしたが、結局何も言わなかった。

画面にスコアランキングが表示されると、後ろの男子たちはそれを見て、一瞬凍りついた。

自分たちの目が、おかしくなったのか??

一位の【PYG】って、どういうことだ???

この戦績、ありえないだろ??

他のチームメンバーは修行僧みたいに、キルが全然ないのか???

「土屋兄さん、二位はあなたですか?」後ろの男子が震える声で尋ねた。

土屋遥はまだキルがあったけど。

後ろの数人は、まるで世の中を救いに来たかのようだった。

土屋遥は言葉を失った。

そんな時、灰原優歌が土屋遥を一瞥した。

その一瞥は、とても意味深だった。

土屋遥:「……」

「灰原様、すげえ!」後ろの男子が、興奮して叫んだ。

「誰?誰が灰原様?」

午後の自習時間、物理の先生がちょうどクラスに来て、物理コンテストに参加したい人がいるか聞きたがっていた。