第511話 この生徒は尋常じゃない

皆は話を聞いて、最初は体が震え、その後やや硬直しながらゆっくりと頭を下げ、理科総合の上位10位の1位を確認した。

クラス:2年7組

氏名:灰原優歌

理科総合得点:300

順位:1

皆:「??!」

またこの人??!

皆は反応し、すぐに灰原優歌の他の成績を確認した。

国語:148

外国語:150

数学:0

学年総合順位:3

「私は……」

数学の教師は思わず罵り言葉を吐きそうになった。「この灰原優歌はどういうことだ??私の科目だけゼロ点???」

上田先生は数学教師の声に我に返り、すぐに説明した。「彼女は前もって休みを取っていて、外国語の試験の時に戻ってきたんです。でも試験会場に着いた時には、リスニングはもう終わっていたはずですが……」

隣にいた優歌の外国語試験の監督教師は、この生徒が非常に印象に残っており、声を少し震わせながら。