第564話 ずっと彼女は極度に自惚れたお嬢様だと思っていた

灰原優歌は思わず眉をひそめた。

周りの人々の目には、この成績にまだ満足していないように映った。

そしてその時。

訓練を終えたばかりのチームメンバーたちは、この光景を見て水を飲む動作さえ止まってしまった。

彼らは今、何を見逃したのか???

昭にいが93点で、この花形が99点???

この世界が幻想なのか、それとも夢を見ているのか???

「もう一度試してもいいですか?」

灰原優歌は他人を気にせず、別の銃に持ち替えて感触を確かめた。

そして自分のペースで再度挑戦した。

今回は十五発連続で撃った。

スクリーンには再び150点が表示された。

感触が戻ってきたのを確認して、灰原優歌はようやく口角を上げた。

後ろのチームメンバーたちは完全に凍りついた。

何なんだ??!

このスピードなら適当に撃っているように見えたのに、全部10点満点!??