第574章 柴田裕也の自慢

このコメントを見て、多くの人が眉をひそめた。

しばらくすると、荒唐無稽だと感じた視聴者たちが冷笑し、コメントを打ち込もうとしたが、まだ送信する前だった。

突然、端正な顔立ちの気品ある姿が一瞬画面に映った。

数秒後。

コメント欄が狂ったように盛り上がった。

【ああああこのイケメンは誰?!!超かっこいい!!】

【お願い、誰か詳しい情報ちょうだい、急に推したくなっちゃった。】

【また神顔?この番組制作費そんなにあるの???】

【お金払って来てもらったの?うぅ本当にかっこよすぎ、まるで小説の御曹司が現実になったみたい。】

……

しばらく経っても、配信ルームの誰も、たった一瞬映った、おそらく1秒程度のシーンに映っていた男性が誰なのか分からなかった。

好奇心の強い視聴者たちは、もどかしさで頭を掻きむしっていた。