第533章 Y.G.は学生を甘やかしすぎじゃない?

【イケメンだし、先生はY.G.なの???】

【おかしいでしょう。たとえ先生がY.G.でも、ローシェル計算技術研究所の実習生なら、この学術交流会に参加する資格はないはずでしょう??】

【そうだね、しかもマーカスは最近トラブルがあったじゃない?】

【えーと、実習生には招待状はないけど、Y.G.は確実に持ってるはず。】

【ああああY.G.は学生を甘やかしすぎ!!私もY.G.の学生になりたい。】

【上の人、何杯飲んだの?あの金持ち二世は実習生のエリートだからこそ、Y.G.の学生になれたんでしょ。】

……

誰も予想していなかったことに、すぐに本人から反応があった。

【ジェースミン:アルリアのSNSに初投稿です。これからよろしくお願いします[ハート][両手でハート]】

この投稿を見て、ネットユーザーたちは興奮した!

【ジェー~ス~ミン~~(プレーリードッグの悲鳴)】

【公式アカウントを開設したなんて!!!】

【旦那様、お金に困ってる?!!】

【落ち着いて、ジェースミンにアルリアの女の子が獰猛だと思われないように。】

このメッセージに対して、すぐに本人から返信があった。

【ジェースミンの返信:そんなことないです。】

【ははは、ジェースミンかわいい!!!】

しかし。

この時、翻訳を通じてユーザーの意味を理解したジェースミンは、ユーザーの考えが荒唐無稽だと感じた。

獰猛?

そんなことはない。

毎回授業でレポートを提出する時、彼は先生からの言い表せない嫌悪感と冷淡さしか感じられない。

この時。

ネットユーザーたちは超お金持ちの二世について非常に興味津々だった。

【ジェースミン、学術会議に参加するの?】

すぐに、ジェースミンは返信した。

【はい、先生にも会います。】

ジェースミンの返信を見て、皆はY.G.が彼らの学生たちの心の中でどんな地位にいるのかがわかった。

彼らはY.G.に二人の金持ち二世の学生がいることを羨むべきか、それともこの二人の金持ち二世に突如として現れた大物の先生がいることを羨むべきか分からなくなった。

……

翌日。

灰原優歌は朝早く起きて、顔をさすりながら階下に降りた。

「お嬢様、お顔はどうかしましたか?」

苗木おばさんは横目で見て、心配そうに尋ねた。