第218章 私は悩み死にそう

海野桜は病院を出て、突然誰かと話したくなった。

彼女は携帯を取り出して橋本友香に電話をかけた。「もしもし、友香、時間ある?ご飯でも行かない?」

「いいよ。でも今回は私が奢るわ!そうじゃないと行かないわよ」と橋本友香は冗談めかして笑いながら言った。

海野桜は微笑んで「わかったわ、奢ってもらうわ」と答えた。

二人は待ち合わせ場所を決めて、電話を切った。

海野桜が先にレストランに着き、橋本友香は数分遅れてやってきた。

「友香、ここよ!」海野桜は彼女を見つけて手を振った。

橋本友香が駆け寄って、向かい側に座り、笑顔で尋ねた。「桜、今日はどうして急に私とご飯に行きたくなったの?図書館で勉強してるかと思ってたわ」

「毎日勉強ばかりじゃ退屈でしょう。それに、私たち久しぶりに一緒にご飯食べてないし、今日は時間があったから会いたかったの」海野桜はメニューを渡して、「注文して。私はもう決めたわ」と言った。