第205章 あなたの孫婿になりたい

海野桜は相良剛を食堂へ案内した。

彼女はお酒を手に取って尋ねた。「相良兄、お酒はいかがですか?」

「遠慮しておくよ。運転があるから」

「そうですか。たくさん食べてくださいね。私は付き合えませんが、午後は授業があるので」と海野桜は笑いながら言った。

相良剛は彼女を見て頷いた。「行っておいで。今日は何時に授業が終わる?迎えに行くよ」

海野桜は不思議そうに「どうして迎えに?」

相良剛は微笑んで「ある妹にプレゼントを買いたいんだ。君と同じくらいの年齢なんだけど、女の子が何を好むのか分からなくて。その時に見てもらえないかな」

海野桜は快く承諾した。「はい、大丈夫です。だいたい4時半に授業が終わりますので、その時に福岡大学の正門で待っていてください」

「分かった」

「じゃあ、行きますね」海野桜は時間に追われていたので、すぐに立ち去った。