第307章 登録結婚に行く

「おじいちゃんはもう死にそうなのに、そんなことをする必要はないわ。おじいちゃんの心を苦しめるだけよ!」

浜田統介は深く嘆き、「桜、おじいちゃんは本当にそんなことをする必要はないんだ。早く東山裕を断りなさい、いいね?!」

海野桜は固く首を振った。「おじいちゃん、私は彼を断りません。おじいちゃんを救えるのに、どうして救わないの?それに私には何の損もないわ」

老人は少し怒って、「でも彼と結婚して、幸せになれるのか?!以前は、おじいちゃんは彼が本当にお前のことを好きだと思っていた。でも今回のことがあって、お前たち二人は心に壁なく一緒にいられるのか?」

「何の関係があるの、私は気にしないわ」海野桜は無関心そうに言った。

浜田統介は胸が痛むほど怒った。「お前が気にしなくても、おじいちゃんは気にするんだ!おじいちゃんはもう死にそうだから、刑務所に入ることなんて気にしない。でもお前は違う、まだ若いし、これからの人生は長い。こんな風に自分の幸せを台無しにしてはいけない!」